マンジャロ使用中に食欲がないときの食事例と受診目安
マンジャロを使用していて「すぐにお腹がいっぱいになる」「何を食べればよいか迷う」ときは、食べられるものを少量ずつ組み合わせることが基本です。ただし、水分もとれない、嘔吐を繰り返す、強い腹痛が続く場合は、食事の工夫だけで様子を見ず医療機関を受診してください。
この記事では、食事の組み合わせの例と、食事よりも受診を優先したい症状、相談前にまとめておく情報を紹介します。個別の食事量や薬の調整は、処方医の指示を優先してください。

目次
まず確認:食べられないことを「効いている証拠」にしない
マンジャロには食欲減退や吐き気、嘔吐などの副作用があります。食欲が落ちているからといって、食事をほとんどとらない状態を目標にするものではありません。食事量の低下が続けば、必要なエネルギーや栄養をとりにくくなります。
食べられないほどつらい、日常生活に支障がある、体重が急に減ったときは、次回の定期診察まで我慢せず処方医へ相談しましょう。薬を自己判断で増量せず、続け方や次回の投与について確認してください。
食べられるときの工夫:少量の主食と主菜を組み合わせる
一度にたくさん食べることが難しければ、少量に分ける方法があります。主食だけに偏らず、食べられそうな豆腐・卵・魚なども組み合わせてみましょう。吐き気がある場合は、脂っこい料理やにおいの強い料理を避けたほうが食べやすいことがあります。
以下は食品を選ぶための例です。一日分の献立や、これだけで必要な栄養を満たすという意味ではありません。アレルギーや持病、食事制限に応じた調整が必要です。
- 温かいものが食べやすい:少量のおかゆに、やわらかい豆腐やよく火を通した卵を組み合わせる。
- ごはんなら食べられそう:少量のごはんと、油を多く使わず調理した魚を選ぶ。
- 料理を用意する負担が大きい:小分けのごはん、豆腐など、量を調整しやすい食品を活用する。
食事量が戻ってきたら、主食・主菜に加えて野菜なども含めた食事に整えていきます。何日も限られた食品しかとれない場合は、栄養のとり方も含めて医療機関に相談してください。栄養管理の基本は当院の栄養不足に関する記事でも紹介しています。
水分は少しずつ。飲めないときは受診を
一度に飲むとつらい場合は、少しずつこまめにとる方法があります。心臓や腎臓の病気などで水分・たんぱく質・塩分の制限がある方は、一般的な目安よりも主治医の指示を優先してください。
マンジャロの電子添文では、嘔吐や下痢に伴う脱水から急性腎障害に至るおそれがあるとされています。「水分も保てない」「尿が少ない」「強いふらつきがある」ときは、無理に食事で乗り切ろうとせず医療機関へ相談してください。
食事の工夫より受診を優先する症状
- 水分もとれない、飲んでも吐いてしまう
- 嘔吐を繰り返す
- 強い腹痛、持続する腹痛、特に嘔吐を伴う激しい腹痛
マンジャロ使用中に嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛などが現れた場合は、急性膵炎の可能性もあるため、使用を中止して速やかに医師の診断を受けてください。症状の原因は記事だけでは判断できません。
休診日・夜間も、通常の予約日を待たず受診可能な医療機関に相談してください。意識の異常など緊急性が高い場合は119番です。

Instagramでも、食事と体調のヒントを3枚の画像で紹介しています。
診察で伝えると役立つ4つのメモ
- 薬の名前・用量・最後に使った日。増量した場合はその時期。
- 食べたもの、飲めた量、いつから食べにくいか。
- 吐き気・嘔吐・腹痛の有無と経過、尿の変化。
- ほかの薬、持病、最近の体重の変化。
詳しい記録を作るために受診を遅らせる必要はありません。わかる範囲を伝えましょう。
よくある質問
おかゆだけで過ごしてもよいですか?
一時的に食べやすいものを選ぶことはありますが、おかゆだけではたんぱく質などが不足しやすくなります。食べられる主菜も組み合わせ、食事量の低下が続く場合は相談してください。
プロテインを飲めば食事の代わりになりますか?
たんぱく質の補助にはなりますが、それだけで食事全体の栄養を補えるとは限りません。腎臓病などで制限がある方は特に、自己判断で量を増やさず相談してください。
食欲がないまま、次の注射をしてよいですか?
症状や水分摂取の状態によって判断が異なります。つらい症状がある場合は処方医に連絡し、次の投与や用量について確認してください。強い持続的な腹痛などは、上記の受診目安を優先します。
名古屋・伏見で食欲低下や体調について相談したい方へ
テラッセ納屋橋ファミリークリニックは、名古屋市中区栄の内科・消化器内科です。薬を使用中の方は、予約時や診察時に処方内容をお知らせください。薬の変更が必要かどうかは診察のうえで判断します。
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※本記事は一般的な医療情報であり、個別の診断・治療指示ではありません。マンジャロの国内承認適応は2型糖尿病です。体重管理を目的とした使用は適応外使用・自由診療となります。治療の可否は医師が判断し、処方や効果を保証するものではありません。
参考資料
- PMDA:マンジャロ電子添文(2026年5月改訂) — 適応、副作用、急性膵炎・脱水の注意
- Guy’s and St Thomas’ NHS:Managing side effects with diet — 少量の食事・食べ方の工夫
- Guy’s and St Thomas’ NHS:Food and nutrition — 栄養・たんぱく質の基本。海外資料の一律の摂取量は本記事では用いていません。
作成日:2026年9月6日/発信:テラッセ納屋橋ファミリークリニック
画像はAIによるイメージです。