マンジャロの持ち運び・保管|旅行前に確認したい温度と日数
荷造りの最後に、冷蔵庫の薬を見て「これはどう持っていこう」と迷う。旅行や出張の前には、そんな準備も必要です。
マンジャロは、基本的に光と凍結を避けて2〜8℃で保存します。室温で保存する場合は、30℃を超えない場所で外箱に入れたまま、21日以内に使用することが条件です。「常温で持ち歩ける」という言葉だけで判断せず、移動中と滞在先の両方を確認しましょう。
この記事は、日本国内のマンジャロ皮下注アテオスを処方されている方に向けた保管の案内です。別の薬や海外製品に、そのまま当てはめることはできません。個別の指示は処方医・薬剤師に確認してください。

保管は「温度・光・日数」をセットで確認
電子添文の保管条件を、出発前に確認しやすい形にまとめました。
| 保管の場面 | 確認すること |
|---|---|
| 通常の保存 | 2〜8℃。光を避け、凍らせない。 |
| 室温での保存 | 30℃以下の場所で、外箱に入れたまま。21日以内に使用。 |
| 凍結した場合 | 使用しない。 |
出典:日本イーライリリー・マンジャロ電子添文(2026年5月改訂)「20.取扱い上の注意」。箱に記載された使用期限も確認してください。
保冷バッグに入れれば安心、とは限りません
気をつけたいのは、暑さだけではありません。保冷剤に直接触れる入れ方では、薬を冷やしすぎるおそれがあります。凍結を避けられる梱包方法を、受け取り時に薬局や処方元へ確認しましょう。
車内や日なたに置いたバッグは、天気予報の気温と同じ温度とは限りません。保冷バッグも、入れただけで一定の温度を保証するものではありません。移動時間と置き場所まで含めて準備してください。
ホテルでは「冷蔵庫があるか」だけでなく、必要な温度で保管できるかも確認を。冷凍室や冷えすぎる場所は避け、判断に迷うときは出発前に相談しておくと、現地で慌てずに済みます。
出発前に用意しておきたい、小さなメモ
- 日程と必要な量
出発日・帰宅日と、手元の薬の残りを照らし合わせます。旅行に合わせて自己判断で投与日や用量を変えず、必要な調整は処方医へ。 - 保管を始めた日
室温で保存する場合は開始日を記録し、いつまでに使うかを確認します。冷蔵庫へ戻せば21日間を数え直せる、と自己判断しないでください。 - 薬の情報と連絡先
薬の名前・用量がわかるお薬手帳などと、処方元・薬局の連絡先を控えておきます。

温度がわからなくなったら、使う前に相談を
「車に置き忘れた」「保冷剤に触れていた」「室温で何日保存したか覚えていない」。そんな場合は、見た目だけで使用できると決めないでください。
薬の名前と、置いていた場所・時間・わかる範囲の温度を処方元や薬局へ伝え、使用してよいか確認しましょう。凍結した薬は使用しません。次の投与が近い場合も、代わりの薬や投与予定を自分で判断せず相談してください。
名古屋・伏見で、出発前に相談したい方へ
テラッセ納屋橋ファミリークリニックへご相談の際は、お薬手帳と旅行日程がわかるメモをお持ちください。他院から処方されている薬の保管状況については、まず処方元または調剤した薬局へご確認ください。新たな処方の可否は診察で判断します。
旅先で食事がとれないなど、体調が気になる方は、食欲がないときの食事例と受診の目安も参考にしてください。
本記事は一般的な医療情報であり、個別の診断・治療指示ではありません。マンジャロの国内承認適応は2型糖尿病です。体重管理目的の使用は適応外使用・自由診療となります。本記事はその使用を勧めるものではありません。
作成日:2026年9月7日/発信:テラッセ納屋橋ファミリークリニック
参考:日本イーライリリー・マンジャロ電子添文(2026年5月改訂、第10版)。画像はAIによるイメージです。