
会食の予定がある。毎日の晩酌はどうしたらいい。マンジャロを使っていると、食事だけでなく、お酒との付き合い方も気になるかもしれません。
「何杯まで」「注射から何時間空ければ安全」と、一律には決められません。食べられている量、体調、一緒に使っている薬によって注意点が変わります。飲む予定がある方は、処方医に具体的な飲酒習慣を伝えてください。
先に知っておきたいこと
- 過度の飲酒や食事量の不足は、低血糖に注意が必要な条件です。
- 吐き気・嘔吐・下痢があるときは、飲酒を避け、体調の相談を優先してください。
- 飲酒のために注射の量や日程を自己判断で変えないでください。
目次
なぜ、お酒の種類だけでは判断できないの?
PMDAの電子添文では、マンジャロ使用時に低血糖への注意が必要な状態として、食事摂取量の不足、不規則な食事、過度のアルコール摂取などが挙げられています。インスリンやスルホニルウレア薬などとの併用では、低血糖のリスクが高まる場合があります。
食欲が落ちている日に、食事を抜いてお酒だけ飲む。吐き気があるのに会食へ行く。こうした状況では、「ビールか焼酎か」より、まず体調と食事量を確認することが大切です。
また、嘔吐や下痢が続くと脱水につながることがあります。水分や食事が取れないときは、飲酒の可否より先に医療機関へ相談してください。
「少しだけ」を、相談しやすい言葉にする
「1杯」の量は、グラスやお酒によって違います。診察では、種類・容量・アルコール度数・週に飲む日数を伝えると、飲酒習慣を確認しやすくなります。
厚生労働省のガイドラインでは、純アルコール量は「飲んだ量(mL)×度数÷100×0.8」で計算できます。
- 5%のお酒を500mL:純アルコール約20g
- 9%のお酒を500mL:純アルコール約36g
これは量を把握するための例であり、「この量なら飲んでよい」という基準ではありません。同じ1缶でもアルコール量は異なります。糖質ゼロのお酒にもアルコールは含まれます。
相談前に、この3つをメモしてください
- 何を、どれくらい飲むか
例:5%・350mLを1缶、週に3日。会食の日は別に書きます。 - いまの食事量と体調
食事が取れているか、吐き気・下痢などがないか。 - 使っている薬
マンジャロの用量・最後に注射した日、ほかの処方薬や市販薬。お薬手帳も役立ちます。
うまく説明しようとしなくて大丈夫です。缶のラベルや、お薬手帳を見ながら伝える方法でも構いません。
「飲み過ぎかな」で済ませず、受診してほしい症状
嘔吐を伴う、持続する強い腹痛は、急性膵炎などの確認が必要です。マンジャロの使用を中止し、速やかに医療機関へ連絡・受診してください。
冷や汗、手の震え、動悸、強い空腹感、めまいなどは低血糖の症状のこともあります。処方時に案内された対処を行い、医療機関へ相談してください。意識がはっきりしない場合などは119番を利用し、無理に飲食させないでください。
繰り返し吐く、水分が取れない、尿が少ないなどの症状も早めの相談が必要です。強い症状があるときは、LINEの返信を待たないでください。
よくあるご質問
注射した日だけ飲まなければ大丈夫ですか?
そのようには言い切れません。マンジャロは持続性のある薬です。「当日だけ」「何時間空ける」といった自己判断ではなく、体調・食事量・併用薬を含めて処方医に確認してください。
糖質ゼロのお酒なら問題ありませんか?
糖質が少ないことと、アルコールに伴うリスクは別です。度数と容量、飲む頻度も確認してください。
飲む予定がある日は、注射を休んでもいいですか?
飲酒のために自己判断で休薬・減量・日程変更をしないでください。会食などの予定がある場合は、前もって処方医に相談しましょう。
名古屋・伏見で、体重や飲酒習慣を相談したい方へ
テラッセ納屋橋ファミリークリニックは、通常の内科診療も行うクリニックです。体重だけでなく、健診の結果、食事や飲酒の習慣、現在使っている薬も伺います。
院長は日本内科学会認定内科医・日本消化器病学会専門医です。「受診する前に少し聞いておきたい」という方には、院長が直接回答するLINE無料相談をご用意しています。
「お酒と体重のことを相談したいです」からで構いません。LINEは受診前の相談窓口で、診察・診断や緊急対応の代わりではありません。相談内容によっては受診をご案内します。LINE相談は無料ですが、診療を受ける場合の費用とは別です。
マンジャロについての大切な補足
マンジャロ(チルゼパチド)の国内承認適応は2型糖尿病です。減量目的での使用は適応外使用となり、保険適用外の自由診療です。処方の可否は診察で判断します。
主な副作用には吐き気、嘔吐、下痢、便秘などがあり、重大な副作用として低血糖、急性膵炎などが報告されています。本記事は一般的な情報で、個別の飲酒許可や処方判断を行うものではありません。
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参考資料
- PMDA:マンジャロ電子添文(効能・効果、重要な基本的注意、低血糖の注意、副作用)
- 厚生労働省:健康に配慮した飲酒に関するガイドライン
情報確認日:2026年9月19日
