大腸ポリープって再発するの?再発防止について解説|テラッセ納屋橋ファミリークリニック|名古屋市中区栄・伏見駅の内科・消化器内科・皮膚科

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大腸ポリープって再発するの?再発防止について解説


大腸ポリープは一度切除しても再発することがあります。特に、遺伝や体質によってポリープができやすい方は再発リスクが高くなります。


今回は大腸ポリープを切除した後の予防方法や検査について、分かりやすく解説します。大腸ポリープを切除した事がある方は、ぜひ参考にしてください。


大腸ポリープ切除したことがある場合は


大腸ポリープは、大腸の内側にできる小さな隆起で、主な原因は遺伝子の異常です。特定の遺伝子が正常に機能しないと、大腸の正常な細胞が変化してポリープになります。


一度ポリープができた場合には、再発に注意が必要です。遺伝や体質によっては、大腸ポリープができやすい方もいます。そのため、定期的に大腸カメラ検査を受けることが重要です。


大腸ポリープの再発防止方法


大腸ポリープは、遺伝子の異常だけでポリープが発生するわけではありません。遺伝子の異常と生活習慣の組み合わせが原因です。再発のリスクを下げるためには生活習慣を見直してみましょう。


食生活の見直し


大腸の健康を守るためには、野菜や果物をたくさん食べることが大切です。一方で、脂肪が多く食物繊維が少ない食事は避けるべきです。なぜなら、こうした食事は大腸に負担をかけるからです。


運動


定期的に体を動かすことは、大腸の動きを良くし、将来的にポリープができるリスクを減少させます。運動は全身の健康にも良い影響を与えるので、ぜひ習慣にしたいですね。


アルコールの摂取


過度なアルコール摂取は控え、適度に楽しむことが大切です。これによって、大腸へのダメージを最小限に抑えられます。


喫煙


タバコには有害な物質が含まれており、これが大腸の細胞に悪影響を与えます。禁煙することで、大腸の健康を守ることにつながります。


健康診断


大腸ポリープの早期発見には、定期的な健康診断や大腸内視鏡検査が不可欠です。これにより、万が一問題があっても早めに対処できます。


大腸内視鏡検査を受ける頻度


身体の状態は常に変化しているため、過去の検査結果が正常だったとしても、定期的な検査が重要です。大腸ポリープは初期段階では、ほどんど自覚症状はありません。


便潜血検査で異常が見られなかったとしても、大腸内視鏡検査を行うことで大腸ポリープやその他の問題を発見できることも多くあります。


  • ・10個以上のポリープ(腺腫)を切除した方

  • ・20㎜以上の大きなポリープ(腺腫)を切除した方


日本消化器内視鏡学会のガイドラインでは、このケースに該当する場合、1年後にも大腸内視鏡検査が必要としています。異常がない場合、次回の大腸内視鏡検査は5年後に行うことが一般的です。また、小さなポリープを1〜2個切除した場合も5年後で良いとされています。


昨年大腸内視鏡検査を受けました。今年も受ける必要がありますか? | 日本消化器内視鏡学会


まとめ


大腸ポリープは一度切除しても再発する可能性があるため、定期的な大腸内視鏡検査と健康的な生活習慣の維持が重要です。食生活の改善や運動、禁煙、適度なアルコール摂取が再発防止に役立ちます。


早期発見のためにも定期的な健康診断を受けることを心掛け、大腸の健康を守りましょう。


テラッセ納屋橋ファミリークリニック
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