ダイエットに取り組む人が増える中で、医療ダイエットが注目を集めています。ただし、「リバウンドしてしまうのではないか?」という不安を感じる方も少なくありません。
リベルサスやマンジャロなどダイエット薬を使用した場合、正しく使わないと効果が出なかったり、せっかく痩せてもリバウンドしてしまったりする可能性があります。
この記事では、医療ダイエットがリバウンドする可能性とその原因について詳しく解説します。健康的な体重管理を目指すために、ぜひ最後までご覧ください。
目次
医療ダイエットとは
医療ダイエットは、病院やクリニックなどの医療機関で、体重や脂肪を減らすために薬や医療機器を使用するダイエット方法です。
医療ダイエットには体重を減らすための方法と、特定の部位の脂肪を減らすための方法があり、食欲を抑えたり、満腹感を持続させる効果がある薬を使います。この薬は主に糖尿病の治療薬として使われているものです。
ダイエット薬 (リベルサス・マンジャロ)
ダイエット薬とは、痩せるのを助ける薬のことです。リベルサスやマンジャロなど「GLP-1受容体作動薬」がこれにあたります。
これらの薬は食欲をコントロールし、過剰なインスリン分泌による脂肪の蓄積を防ぐことで、無理なく体重を減らせられるのです。医師は体質や症状に合わせて、適切な薬を処方するため、食事制限や運動が苦手な方でも、無理なく体重の減量が期待できます。
GLP-1ダイエット(リベルサス・マンジャロ)でリバウンドする原因
GLP-1ダイエットを中止すると、体重が元に戻る可能性があります。これは、GLP-1受容体作動薬が血糖値を調整し、食欲を抑える効果を持っているためです。リバウンドがおこる主な原因は以下の2つです。
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・血糖値が戻る
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・食欲が戻る
ダイエットが終わった後に急に食事量を増やすと、体が脂肪を蓄えやすくなり、リバウンドのリスクが高まります。
ただし、すべてのケースでリバウンドが起こるわけではありません。リスクを最小限にするためには、医師の指導のもとでバランスのとれた食事と運動を続けることが重要です。
血糖値が戻る
GLP-1受容体作動薬の服用中は血糖値がコントロールされていますが、服用をやめるとその効果が失われ、血糖値が上昇することがあります。
高血糖になると、膵臓がインスリンを多く分泌し、体が余分な糖を脂肪として蓄えるため体重が増えやすくなります。
食欲が戻る
GLP-1受容体作動薬は脳の視床下部に作用して食欲を抑える効果がありますが、服用をやめるとその効果が失われ、食欲が増すことがあります。
特に、もともと食欲旺盛な方や食事制限が苦手な方は、GLP-1受容体作動薬をやめた後に過食や体重増加のリスクが高まるかもしれません。
GLP-1ダイエット(リベルサス・マンジャロ)でリバウンドしないための対策
GLP-1ダイエットの目的は急激な体重減少ではなく、血糖値を正常に戻し、過剰な食欲を抑えることです。これにより、体が自然に痩せやすい状態になることを目指しています。このダイエットを続けている間に、バランスの取れた食事や適度な運動を習慣にすると、リバウンドを防ぎやすくなります。
短期間でやめない
短期間の服用では効果が出にくいため、継続した治療が重要になります。GLP-1ダイエットは、3〜4ヶ月ほど続けて内服することで体重が減りやすくなる治療方法です。
最初の1ヶ月目には、期待するような体重減少が見られないこともあります。そのため、ダイエット効果が出始めるまで、医師と相談しながら薬の量を調整し、治療を続けることが大切です。
バランスのとれた食生活
GLP-1ダイエットを成功させるには、バランスの取れた食事が重要です。単にカロリーを減らすだけでなく、必要な栄養素をしっかり摂ってください。タンパク質、ビタミン、ミネラルを含む食事を心がけましょう。
運動習慣をつくる
定期的な運動もダイエットの成功とリバウンド防止に重要です。運動は筋肉量を増やし、代謝を高める効果があります。有酸素運動や筋力トレーニングを取り入れ、楽しみながら続けられる運動を見つけましょう。
血糖値をコントロールするための運動は、それほど激しいものではありません。1日20分ほどのウォーキングでも十分な効果が期待できます。
日常生活の中で「通勤方法を電車から自転車に変える」「1駅分歩く」「エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う」など、小さな行動の変化がリバウンド防止に効果的です。
まとめ
GLP-1製剤を用いたダイエットは、体重減少に効果的ですが、自分の判断で薬を減量したり急にやめたりすると、リバウンドのリスクが高まります。
ただし、医師の指示のもとで正しくGLP-1製剤を使用すれば、リバウンドのリスクを低く抑えることもできます。GLP-1ダイエットに興味があるけれど不安を感じている方は、ぜひ1度ご相談ください。